狛江市の桜並木と名所旧跡散策:JASSイベント紀行−その16−

  • 2007/04/04(水) 15:45:41

4月3日(火)小雨

 今回は、小田急線沿線の隠れた桜名所と言われている「狛江駅近辺」を歩くイベントに参加した。

 あいにくの小雨模様で、最高気温12度という予報とは裏腹に、8度までしか上がらない気温の中、風も冷たく、まさに氷雨の中の花見となった。

 午前中は狛江市の史跡巡りということで、「乙女の像」→「泉龍寺」→「亀塚」→「兜塚」→「伊豆美神社」→「万葉歌碑」の順に歩いた。

 午後は、狛江市内の桜並木や多摩川の土手沿いの桜を見物してきた。 丁度散り始めの満開の桜は見事だったが、あいにくの曇り空が残念だった。

 狛江という地名が、昔、高句麗から移住した人々がこの地に多く、その高麗(こま)から由来したということを初めて知った。

 狛江市街の桜並木 多摩川土手の桜
狛江市街の桜並木        多摩川土手の桜


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 10:00に小田急線の狛江駅に集合なので、8:45に家を出発し、バスで新宿駅に出て小田急線に乗り、9:45に狛江駅に到着した。
狛江駅
狛江駅

 天気予報が芳しくなかったせいか、6名もキャンセルがあり、案内人の佐藤さん以下総勢11名(女性2名)となった。

 史跡案内は、JASS会員の手塚さんにしていただいたが、専門家はだしの豊富な知識に驚かされた。

 先ず、駅近くの「乙女の像」に立ち寄った。 東京芸大の山本教授の作品で、川辺の水面をみつめ、その流れに想いを寄せる優しい面影の像だ。
乙女の像
乙女の像

 「乙女の像」から徒歩5分で、多摩川の伏流水が湧き出していたという「弁財天池」や江戸町奉行として活躍した石谷家(いしがや)の菩提寺の「泉龍寺」だ。 境内にある珍しい2階建ての鐘楼が印象的だった。
泉龍寺 泉龍寺の鐘楼
泉龍寺             泉龍寺の鐘楼

 徒歩10分で「亀塚古墳の石碑」に着いた。

 狛江市周辺は、「狛江百塚」と呼ばれる70基あまりの古墳群があるそうで、中でも亀塚は、狛江古墳群屈指の規模を誇り、唯一の帆立貝形前方後円墳だったそうで、現在は前方部の一部が残るのみとなっている。
亀塚古墳の石碑
亀塚古墳の石碑

さらに5分歩いたところに「兜塚」古墳がある。

 途中の住宅街は、一軒一軒の敷地の広さが目立つ、立派な屋敷が多いが、中にはあすなろの素晴らしい生垣の家が目に付いた。

 また、「むいから民家園」にも立ち寄って、古民家を見学し、懐かしい「かまど」を目にして一息ついた。

 「兜塚」は、直径36m、高さ5mの円墳で、狛江古墳群の中で原型をもっとも良くとどめていて、東京都史跡に指定されている。
 あすなろの生垣 「むいから民家園」 昔懐かしい「かまど」
あすなろの生垣         「むいから民家園」       昔懐かしい「かまど」

兜塚古墳
兜塚古墳

 依然として小雨が降り続く中、さらに10分歩いて「伊豆美神社」に到着した。

 途中、民家の庭先にある「禅師丸柿の原木」を見てきた。 まだ現役で、多数の実を付けるそうだ。
禅師丸柿の原木
禅師丸柿の原木

 伊豆美神社は、古くは六所明神と呼ばれ、関東一円の主要神社をまとめて祭るといわれ、境内には関東三大鳥居の一つとされる御影石の鳥居がある。
伊豆美神社 伊豆美神社の社殿の天井 伊豆美神社のご神鏡
伊豆美神社           伊豆美神社の社殿の天井     伊豆美神社のご神鏡

 伊豆美神社の御影石の鳥居
伊豆美神社の御影石の鳥居

 さらに10分歩いたところに、「万葉歌碑」があり、万葉集の14巻に収められている「多摩川にさらす手づくり さらさらに 何ぞこの児の ここだ 愛しき」の歌が刻まれている。 冷たい多摩川の水につかって布さらしをする可愛らしい乙女を詠んだ一首を、老中松平定信の筆で記したそうだ。
万葉歌碑
万葉歌碑

 午前中の史跡巡りを終えて、住宅街のなかにあるイタリアン・レストラン「キャンティ」で昼食になった。

 落着いた、素敵な雰囲気のお店で、スパゲッティ、サラダ、コーヒーにデザートのケーキをいただいた。 特に、コーヒーとケーキは美味しかった。
レストラン「キャンティ」
レストラン「キャンティ」

 昼食後は、隠れた桜の名所と言われる「狛江市の桜並木」を散策し、続いて多摩川べりを散策して桜見物を楽しんだ。
狛江市の桜並木−その1 狛江市の桜並木−その2
狛江市の桜並木−その1     狛江市の桜並木−その2

 多摩川べりには、見事な枝ぶりの「多摩川五本松」を見ることができた。 新東京百景にも選ばれているそうで、もともとは、大正時代に近くにあった料亭「玉翠園」の松林だったそうだ。

 また、多摩川堰では、魚が遡上する様子を見ることができた。

 さらに多摩川の堤防を下流に進むと、昭和49年の台風で多摩川が決壊した場所に到達した。 当時、スローモーション映画のように家々が流されていく様子をテレビで見た情景が、つい先日のように思い出された。
多摩川べりの桜−その1 多摩川べりの桜−その2
多摩川べりの桜−その1     多摩川べりの桜−その2

魚の遡上が見られる多摩川堰 多摩川決壊の標識
魚の遡上が見られる多摩川堰   多摩川決壊の標識

 最後は、和泉多摩川駅前の商店街に囲まれて建つ「玉泉寺」を見学した。

 慶安元年(1361年)と明瞭に刻まれている「五輪塔」や、行基作と言われている「十一面観世音像」などを見ることができた。
玉泉寺 玉泉寺の十一面観世音像 玉泉寺の五輪塔
玉泉寺             玉泉寺の十一面観世音像     玉泉寺の五輪塔

 玉泉寺の見学を最後に解散となり、ようやく雨が上がりかけた中、14:15に和泉多摩川駅から小田急線で帰路に着き、15:15に我が家に帰着した。 低温と冷たい風にさらされて、かなりの疲労感が残った。
和泉多摩川駅
和泉多摩川駅

歩行距離: 自宅から約6km(歩数計で10,600歩)
費用: 参加費(昼食費込みで2,100円)、交通費(880円)、合計2,980円

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